ホンダフリードのクラクションが「ビィ~~~~」(>_<)とあまりにも安っぽい音なので交換することにしました。音も小さく危険回避の視点からも交換した方が良いかも。早速スーパーオートバックスに行きホーンを物色。実際にホーンを鳴らして音を確認できるコーナーで視聴してみました。低温から高音、クリアな音から籠ったような音まで色々な音色がありました。あまり高音すぎると族っぽくなるし、低音過ぎても機関車みたいになるし色々迷いました。同じ周波数のホーンでもメーカーにより音色は違うので実際に鳴らして確認した方が後悔せずに済みますね。メーカーのホームページにも視聴できるページが用意されていますので、購入を考えている方は一度試聴することをお勧めします。
そして色々と迷った挙句、決めたのがPIAAのスレンダーホーンです。決定の理由は音色がイメージした音に近かったことと、本体が薄型であること、そしてアースハーネス同梱で1端子・2端子どちらも取付可能といううたい文句です。2端子対応なら別途購入しないでいいから楽だなんて考えてました。パッケージには世界最薄39.8mm!!大音量112dB、スタイリッシュガードフィン!!の文字が踊ります。
パッケージ裏には寸法や注意事項が書かれています。
内容はホーン400Hz1個、500Hz1個、アースハーネス、取扱説明書1冊。
400Hz、500Hz、形的には変わらず、ステッカーの赤か青の違いくらいしかありません。
ホーン本体の形はシンプルでフラット。少しオモチャのような感じで高級感はありません。音の出口には小石などの侵入を防ぐフィンが付いています。ここが個性的なポイントでしょうか(;^ω^)
本体裏面も薄さを求めた結果の形状でシンプルでフラットです。
誤算だったのがアースハーネス同梱で2端子対応と書いてありましたが、ホンダ車はヒューズがストップランプと共有でホーンを交換するとヒューズが切れてストップランプも点かなくなるなどの記述をネットで読んだりしました。また、コネクターの加工やリレー追加など色々と面倒事があることを知りました。交換って簡単じゃないじゃん(T_T) 新たに工具買ったり加工で失敗するのも余計な出費なのでMITSUBAのホンダ車専用ホーンハーネスセット2,482円を購入しました。予定外の出費です(>_<) でもこれで安心で簡単にホーンの交換ができます。
ヾ(≧▽≦)ノ
裏面には構成部品や注意事項が書かれています。
側面には取り付け方法が図解されています。これなら初心者でも交換は簡単かな。
反対側面には特徴などが書かれています。
こちらがホーンハーネスセットの内容です。パワーリレー、ハーネス、黒コード2本、結束バンド4本。
今回使用する工具です。ハサミ、内貼り剥がし、スパナ、プラスドライバー、ペンチ、結束バンド。結束バンドは同梱されていますが、余分なコードをフレームに這わせるときに足りなくなると思いますので予め購入しておくことをお勧めします。 ホーンハーネスセットはミツバ社の物を購入したので、ホーンもミツバ製にしておけば良かったと少し後悔。まぁ仕方ないですね(´Д⊂ヽ
HONDA FREEDのホーンを交換するため、バンパーの取外しをします。ホーンを交換するにはグリルとバンパーを取り外す必要があります。グリルだけ取り外せれば簡単なのですが、バンパーごとグリルを取り外さなければグリルが外せない仕様になっています。色々やってみましたが、他に方法が見つかりませんでした。諦めてグリルごとバンパーを外しました。
前準備として、バンパーを取り外したときに地面に落として傷を付けないように下に段ボールや毛布などを敷いておきます。まずはボンネットを開けて状況の把握をします。
ボンネットを開けるとグリルをフレームに固定するためのクリップが4本あります。
このクリップをマイナスドライバーや内貼り剥がしで引き抜いていきます。
クリップの頭に内貼り剥がしを引っ掛け、てこの原理でクイッと引き上げます。
頭が少し上がったら指でつまんで引き上げます。
完全に排除出来たらクリップ本体をスッポリと引き抜くことができます。
タイヤハウス内側にタッピングスクリューが左右に1本ずつ。これをドライバーで外します。
バンパー底はボルト2本とクリップ7本で固定されています。ボルトはラチェットで、クリップは内貼り剥がしで外していきます。
ボルトとクリップはどこに付いていた物か分かるように記号を付けるなどしておきましょう。前方方向に付いていたクリップ2本が長くなっているので、取付の際は確認して取り付けます。
ボルトやクリップを全て外したら、ライト下がクリップの爪で固定されているので爪を外していきます。色々検索するとバンパーは強めに手前に引き抜く感じで外すと解説されていたりします。タイヤハウス側は引き抜くしかない様ですが、結構勇気がいります。想像以上に力を込めて手間に引いてバン!バン!と外します。このとき、寒い季節はバンパーも硬くなっていてクラックが入りやすいと思います。私は目立ちませんが、左右ともクラックが入ってしまいました。最悪、クラックが見える部分にまで入る可能性もあったかもと恐怖しました(◎_◎;)
ライト下部分は奥に見えるクリップの爪で止まっています。この爪を内貼り剥がしなどで上げて解除しながら外していきます。このとき、バンパー側にマスキングテープなどで養生しておくと安心です。
これでバンパー取外し完了です。この最後のバンパーを引きはがす作業が勇気と思い切りが必要で一番時間がかかりました(;^ω^) 私のフリードにはフォグライトが付いているので、フォグの配線でバンパーを安全な場所に移動することが出来ませんでした。
外すのも面倒ですし、外さなくても作業は続行できるのでこのままにしておきます。素人には思った以上に面倒ですねぇ(´・ω・`)
純正ホーンの場所を確認します。純正ホーンはここに付いています。もう一つ警報用のホーンが右下のタイヤハウス裏に付いています。このホーンは触らずそのままにしておきます。
手順はミツバハーネスセットのパッケージに書かれています。手順通りに作業を進めていきます。作業前に、安全のためバッテリーからプラスの電極を外しておきます。
純正のホーンを取り外し、カプラを外しておきます。ハーネスセットのカプラを純正ホーンが付いていたカプラに差し込みます。
同梱されているパワーリレーをカプラーに差し込みます。
アース線をフレームのアースに取り付けます。
マイナスの電極を結線します。
ここで一度配線とホーンのレイアウトを確認します。パワーリレーはバッテリーの近くでカプラーを下向きにして固定できる場所を探します。ヒューズホルダーはコードを下にして固定できる場所を探します。私はパワーリレーの金具をペンチで直角に曲げて元々ついているこのネジを流用して固定しました。ヒューズホルダーは仮にバッテリーのケースに挟んでおきます。
新設するホーンに結線します。結線する場所を確認します。
私は純正ホーンが付いていたステーに取り付けることにしました。ボルトは元々ついているものを流用しました。水分や埃が入らないように音の出口を下に向けて取り付けます。一度仮留めして様子を見ます。 ホーンはステーの表側に取り付けることにしました。裏側だと端子などが干渉してしまいました。更にスペーサーを使ってホーンの本体が干渉しないよう調整して取り付けました。
かなり厚みのあるスペーサーが必要になります。
コードの長さなどを確認して一度線を外します。フレームを利用してコードをまとめながら奇麗に配線していきます。コードの整理には結束バンドなどを使ってフレームに固定していきました。コードを奇麗に整理できたら最終的な結線、固定をします。フリードはノーズも短く、コードが随分と余ってしまいました。余ったコードはまとめてライト下にある空間などに押し込んで固定しました。手を抜くと走行中に外れたり、エンジンルームに出たりして危険です。最後に安全を確認したら完了。クリップやネジをもとの位置に取り付けバンパーを固定していきます。作業は二人でやると確実です。養生をしてから息を合わせて取り付けましょう。 今回、純正が取り付けられていた場所に取り付けましたが、ステーを利用してホーンがグリルからチラリと見えるように取り付けたり、バンパーを外さず取り付けたり、いろいろ方法があるようです。色々な方の取付例を参考にしてみて下さい。
ちなみに、薄型のスレンダーホーンを取り付けましたが、今回設置した位置ではバンパーを元に戻すと、ホーンとグリルの間にスペースに余裕は余りありませんでした。普通のホーンだと干渉したかもしれません。取付の際は専門店で確認した方が良いかもしれません。