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低周波治療器のコード交換してみた

更新日:2023年1月12日


National製EW6021低周波治療器

何年も前に購入して使わなくなっていたナショナルの低周波治療器EW6021(パナソニックEW6021P)、パナソニックにブランド統一される前のナショナル製ということで、商品自体かなり古いものになります。

放置状態になった理由

使わなくなった理由は専用のパッドなんですよねぇ。パナソニックの専用パッドはロングユーズパッドといって洗えば最高400回繰り返し使えるというもので、薄い金属のシートに粘着性のあるジェルがくっついているタイプですが、これがすぐにダメになっちゃうんですよね。

まぁ、ジェルも400回も使えないわけですが、それよりも金属のシートが致命的にダメです。これは最近購入した互換品なんですが、純正品も同じように金属なのでこんな感じに折り曲がると折り形が付きます。純正品はもっと顕著に形が付いちゃうんですよね。私は低周波治療器はよく寝転んで使うんですが、体を動かした際にパッドを変形させてしまうことが多々ありました。

パッドをはがす際も要注意で、角度をつけた状態でパッドを剥がすとパッドが反ってしまい以後、剥がれやすくなります。一度形が付くと何やっても元には戻りません。折り形が付いたパッドを使うと電気のビリビリとした痛みでとても使えないんですよね。

OMRONのエレパルス用Long Life Pad

いまメインで使っているオムロンのエレパルスはシリコンシートにジェルがくっついたロングライフパッドなんですが、こちらは比較的形はつきにくく長く使えています。

ですがロングライフパッドにも弱点があって、真ん中あたりは弱く、折り曲げると凹み形がついてビリビリしやすくなるんですけどね。ですがパナソニックのパッドよりは遥かにマシです。

因みに、これはずっと使っていたロングライフパッドで、こちらが今回購入したロングライフパッドです。クッション材とジェルの厚みが増して耐久性への改良がされているみたいですね。 そしてこのEW6021は専用パッドを4枚も使うので、頻繁に買い替えとなると痛い出費となります。そんなこんなで使わなくなってたんですが、以前からオムロンのロングライフパッドが何とか使えないかなと考えていました。

問題は端子のサイズでした

そのままだとパッドとの接続端子のサイズが合わないので使えません。以前からコードを交換したいと考えていましたが、オムロンの純正コードを2本買うと安いエレパルス本体が買えちゃうので本末転倒だなぁ・・・と諦めていました。

ところが最近、エレパルスのパッドを購入しようと検索していたところ交換用コードを激安で発見。パナソニックEW6021Pも既に生産終了し、このままだと只のゴミになるだけなので、この機にコードを交換しようと迷わず購入しました。うまくいけばコスパも良くなりナショナルEW6021を使う機会も増えると思います。

本体カバー外して分解

早速、分解していきます。本体を裏返して電池ボックスを開けて電池が入っていないか確認します。電池ボックスの中にはネジは隠れていないようです。本体は裏から5本のネジで止まっています。まずはこのネジから外していきます。

ネジが外せたら次は爪を外していきます。合わせ部分をよく観察すると分かるのですが、爪の位置は少し変わっていて、左右対称ではないようです。爪は7箇所あるので、爪を割らないように慎重に外していきます。

内部構造

本体カバーが外れたら、コードを切らないように慎重に開けていきます。パッドの接続端子のコードはリールで巻き取るようになっています。このリールを取り外さないとコードの交換はできないようなので取り外していきます。 まずはネジ3本で留まっているコードのガイドの蓋を外します。外れたらリールのカバーと基盤を留めているネジ3本を外します。

コード交換の肝はコード巻き取りリール

取り外せたら構造を確認します。構造は意外と単純で、コードはリール内側で金属の端子にハンダ付けされていて、リールのカバー内には巻き取り用のゼンマイが仕込まれています。 片方も外していきますが、ガイドの蓋の形状が若干違っていて、ネジ3本と爪2カ所で固定されています。 リールを取り外したついでにエアダスターと刷毛で埃を飛ばして掃除しておきます。

コードを交換する準備ができたので、コードを交換していきます。まず、購入しておいたオムロン純正エレパルス用コードを加工していきます。コードにはそれぞれの極性があるので、白の端子側に黒のペンで印を付けておきます。

コードの本体接続端子を電工ペンチでカット、被覆を剥がしておきます。

このとき注意しておきたいのは、リールをよく観察すると赤端子のコードと白端子のコードの長さが微妙に違います。リールに取り付ける際に重要なポイントなので長さは合わせておきます。 コードをハンダ付けする前にコードは全てリールから出しておきます。リールの端子にも白の端子側に黒ペンで印を付けておきます。

リールからコードを取り外してハンダ付けします。交換用のコードを端子にハンダ付け出来たらリールに取付て、逆の手順で元通りに組み立てていきます。

オムロンのコードには裂け止めのテープがあるのでカットします。

動作確認

さっそく電池を入れて動作確認してみます。パッドを取付て、腕に張って試してみました。問題なく通電して筋肉がピクピクなりました。成功です。コスパのいいオムロンのロングライフパッドが使えるようになったので、EW6021の出番も増えそうです。よかった、よかった。

DIYは自己責任で

※この動画及びBLOGで紹介した改造はメーカーは推奨していません。また、この動画及びBLOGも改造を推奨するものではありません。あくまで自己責任にて行っています。この動画及びBLOGで生じた如何なる損害・事故も責任は負えません。改造・改修は自己責任にて行ってください。

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