最近は危険運転や煽り運転はもちろんですが、停車中でも恫喝や暴力など身に危険が迫る場面をニュースなどでよく目にします。法改正で危険運転への罰則も強化され、証拠としての動画が重要視されるようになりました。また、盗難や車上荒らし、悪戯など車のトラブルが連日報道されています。
以前から取り付けようと考えていましたが、一言でドライブレコーダーといっても形状や機能、性能など様々です。録画機能では常に録画する常時録画タイプ、衝撃を感知して録画する衝撃感知タイプ、機能を詰め込んだ多機能タイプ。そして形状ではカメラとモニターが一体となっっている一体型、カメラとモニターが分かれているセパレート型、ルームミラーと取り換えるミラー型があります。その上、機能や解像度、センサー類などの違いもあり、なかなか決めきらずにいました。
ですが、通勤や買い物でチョット出かける時でも交通ルールを守らないドライバーには出くわします。ウインカーを付けずに無理な車線変更やベタ付け煽り、暴走行為・・・。悩んでいてはいつまで経っても取り付けられません。各モデル良い点・悪い点ありますが、優先順位をつけ条件を絞って探す事にしました。
まず、ダッシュボード及びフロントガラス周りには余計なものは付けたくないので見た目がスッキリのミラー型に決定。最低300万画素以上、大き目のミラー、白とび・黒潰れの少ないセンサー付き。駐車中の監視機能があること。証拠用録画とは違った使い方としてドライブ中の車内外の様子を記録として残したい。
以上の条件からアマゾンやネットで高評価の360°カメラタイプのスマートミラー、アキーヨAKY-V360Sを購入することにしました。横方向に360度録画でき、専用のビュワーで再生すると好きな角度で再生できるなど、なかなか面白そうです。オプション設定ですが、監視機能も付けられます。
AKEEYO AKY-V360Sを選んだ理由
AKEEYO V360Sのようなスマートミラーは2019年後半ごろから液晶画面が12インチと大型化し、録画時の白とびや黒潰れを抑えてくれるHDRを搭載した商品が多く発売されるようになりました。また、360°カメラタイプだけでなく、録画の死角をなくすため4カメタイプなどの商品も目にするようになっています。
そんな背景もあり、全方位カメラタイプの注目度が上がっています。今後は簡単に取り付けられる360°カメラタイプのものがトレンドになるんじゃないでしょうか。また、監視機能付きの360°カメラタイプは駐車中のいたずら対策としても期待されているようです。
アキーヨAKY-V360Sはソニー製イメージセンサーSTARVISを搭載していて、フロントカメラ360万画素、27.5fps、リアカメラ200万画素、25fpsで昼夜・晴雨を問わずフルハイビジョンで高解像度録画をしてくれます。HDR搭載で白とびや黒つぶれを抑え、より明瞭な映像を記録します。また、別売りの専用常時電源ケーブルを使えば駐車中の監視機能にも対応します。
AKY-V360S商品内容
パッケージはしっかりとした作りで、白をベースにシンプルなデザイン。グロス印刷を使った多色刷りで高級感があります。蓋を開けて注意書きと傷防止用の保護シートを取るとAKY-V360Sの本体が出てきます。本体は緩衝材でしっかり固定されていて、ミラーには保護シートが貼られています。商品の梱包も問題ありません。
さっそく箱から取り出して付属品の内容を見ていきます。まず本体を取り出して緩衝材を取り除きます。緩衝材下の仕切りを取り除くと付属品が出てきます。商品内容はAKY-V360S本体の他にケーブル類はシガーソケットのアクセサリー電源、リアカメラ用ケーブル、GPS、リアカメラとリアカメラ取付用ステー、本体固定用のゴムバンド2種類、拭き取りクロス、内張り剥がし、冊子が2冊、取扱説明書と品質保証が入っていました。
AKY-V360Sデザイン
AKY-V360Sは約12インチの広い画面が特徴の一つになっていますが、画面は流石に広いです。広い画面は視野角も広く操作もしやすいですがバイザーなどに干渉しないか取り付け前に確認する必要があります。
360°撮影するカメラは本体下部にあり、前後のみ角度調整が可能です。本体の電源スイッチはカメラ付け根に付いていました。表裏ともデザインはシンプルでスッキリしています。見やすさが重要な部品なのでシンプルなデザインは好感が持てます。
裏面は隠れてしまうのでデザインよりも実用性重視にして欲しい所ですが、AKY-V360Sは裏面にはヒートシンクのスリットが大胆に入っていて熱対策がされたデザインになっています。そしてこのヒートシンク部分は金属でできていて触るとヒンヤリします。少し重量はありますが冷却効果が期待できます。全体的に質感は高い方だと思いますが、カメラ周辺は少しチープさがあります。
取付は今付いているミラーにゴムバンドで固定する方式になっています。ゴムバンドは2種類あるので、どちらかを使えば一般的なミラーには問題なく装着できると思います。
ケーブルの接続は本体上部にあるジャックで行います。左からACC用のminiUSB、リアカメラ用アナログ4極端子、microSDカードスロット、GPSアンテナ用端子となっています。
microSDカードスロットには初めから32GBのmicroSDカードが刺さっていました。取り付け後すぐに使えるのは有難いです。ただ、動画録画なので容量的には少ないかもしれません。少し分かりずらいですが、リセットボタンは背面にありました。
リアカメラ
リアカメラは車内専用で、ステーを両面テープで貼り付けて固定するタイプです。円筒形で横にminiUSBの差込口が付いています。
カメラは上下の角度調整が可能です。カメラ背部に目安のメモリが刻まれていますが、メモリ同士がズレているので、まぁ、飾りですね。リアカメラは質感が低く、プラスチックの安っぽさがチョット残念な感じです。
普段、視野に入ることもないので気にしなければどうという事は無いですが、本体との質感のギャップがあるかな。今後、耐久性も気になるところですね。
その他オプション
今回、監視機能をつけたりするので別途購入した物や作業に便利な物も合わせて購入しました。事前に必要となるもの、その値段なども調べておくと予算オーバーを回避できるかもしれません。私が追加購入した物を少しご紹介。
AKEEYO AKY-V360Sを簡単に取り付けるなら付属のシガーソケットを使うのですが、配線が丸見えでは見た目が良くないのでヒューズボックスから電源を取ります。駐車中の監視機能も使いたいので専用オプションの常時電源ケーブルを購入しました。ドライブレコーダー機能はACC電源を、監視機能は常時電源を使うのですが、これを使えばACC(アクセサリー電源)と常時電源から電気を取り出せるようになります。
AKY-V360S専用常時電源には初めからミニ平型の15Aのヒューズが付いていますが、型が合わない場合、付け替えが必要になります。ホンダフリードは低背ヒューズなので取り替える必要があります。
今回はACC、常時電源ともに20Aのヒューズから電源をとるので、低背20Aの取り換えヒューズ電源を2個用意しました。
監視機能は必要ないけどヒューズボックスから電源を取りたいという方はエーモンの電源ソケットがお勧めです。加工なしでシガーソケットのままヒューズボックスから電源を取り出せます。(※常時電源ケーブルを使用する場合、電源ソケットは必要ありません)
AKY-V360Sは電源を切れば普通のバックミラーとしても使える半面、モニターとして使うときには映り込みで映像が見づらくなるという事があります。映り込み軽減のためのシートは付属していないので別途オプション購入しないといけません。価格もそこそこするので、これは標準で付属して欲しいですね。
警告用のシールも買っておきました。警告シールも単体で購入すると意外とお高い。
AKY-V360Sには初めから32GBのメモリーカードが入っていますが、動画録画なので容量的に心細いです。AKY-V360Sが対応する最大の128GBのメモリーカードに差し替えます。高画質録画に対応するクラスで信頼性の高いメーカーのメモリーカードが必須です。
取付に必要な工具
エーモン製ターミナル工具セットも購入しました。ドライブレコーダーやレーダー取り付けに必要な道具はこれで間に合うと思います。電工ペンチや検電テスターも収納出来て便利です。私の様なビギナーにお勧めのセットになっています。
使うのが初めての方でもパッケージの裏面に分かりやすい使い方の図解があります。
慣れてくれば使いやすい電工ペンチが欲しくなるでしょうが、慣れるまでこれで十分と思います。検電器がセットになっているのは嬉しいですね。別途購入するより安上がりだし、専用の収納ケースに仕舞っておけるので整理整頓しやすい。いざ使うときに探さなくても良いですしね。
検電器は通電のみ確認できます。+-の区別は出来ないようです。+-の区別が必要なら別途購入しないといけません。
エーモン製の配線ガイド。これはヒューズボックスからケーブルを引くときや、リアカメラ取り付けの際のケーブル取り回しに活躍しそうです。
その他必要なもの
AKY-V360Sの取り付けには、この他にスパナ、ドライバー、ニッパ、プライマー、潤滑スプレー、延長用のコード、マスキングテープなどが必要となります。今回は手元の物を準備しました。
時間が出来たらこれらを使ってAKY-V360Sを取り付けていきます。
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