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マキタの充電式インパクト 互換品バッテリーパック分解してみた


私がDIYや車の整備などで使っている電動工具、マキタのインパクトドライバーのバッテリーパックが充電できなくなりました。充電できなくなったのはマキタ純正のバッテリーパック2個をローテーション使用していましたが、その内の1個が寿命を迎えたので代わりに購入した互換品です。

正直、プロではないので使用頻度もそれ程なく、短い時間使うだけか一年に2~3回芝刈機に装着して使うくらいなのでマキタ純正のバッテリーパックを追加購入するのも躊躇ってしまいました。なにせマキタ純正は1個1万3千円くらいはする代物で、常に金欠の私には手が出ません。少しでも安いものはないか検索していて互換品があることを知りました。互換品はいろいろな販売店が売っていて値段も種類も様々。その中から信頼できそうな物を購入してみました。

とはいえ純正品に比べると値段が格段に安いので、純正品に比べると品質は落ちるだろうなと思いましたが、値段も安いので暫くの間使えればいいや、ダメになったらまた買えばいい位にに簡単に考え購入しました。

購入後、作動確認して充電後仕舞い込みました。2か月後位にDIYでチョット使い、しばらくして芝刈り機に使いました。充電後仕舞い込んで、暫くしてDIYでチョット使用し充電後仕舞い込みました。それから1年後、芝刈で使おうとしたところ充電器のランプがエラーを示して充電も出来なくなりました。

makita|マキタ電動工具用バッテリーパック互換品を分解

外観

マキタ純正品は同じような使い方をしていますが未だ問題なく使用できています。流石に数回使用しただけで数千円したバッテリーパックを捨てるのは忍びない。そこで今回、このバッテリーパックが修理可能か調べるために分解してみることにしました。 外観は流石に数回しか使用していないので綺麗です。もちろん目立ったダメージは全くありません。

makita|マキタ電動工具用バッテリーパック互換品を分解

底蓋説明書き

このバッテリーパックの仕様はリチウムイオン電池1430を使用した14.4V、3.0Ah。PSEマークも付いています。(まぁ、PSEマークが付いていても中国製や韓国製はアテにならないことも多いですが・・・)底蓋はプラスドライバーで簡単に分解できました。

makita|マキタ電動工具用バッテリーパック互換品を分解

底蓋を外した状態

底蓋を取り外して状態を確認。一見問題なさそうですが・・・。

makita|マキタ電動工具用バッテリーパック互換品を分解

ゴミが付着していました

分解すると髪の毛や埃が付着していました。

makita|マキタ電動工具用バッテリーパック互換品を分解

液漏れを確認

セルに液漏れ発見、ダメです。そして反対側にセルの液漏れらしき箇所を発見。

makita|マキタ電動工具用バッテリーパック互換品を分解

セルを取り出しました

セル全体をケースから取り出して細かくチェックしていきます。セルの1本が液漏れしている以外は変形や欠損、断線、錆など無いようです。埃や汚れなどは少なく、比較的綺麗な状態です。

makita|マキタ電動工具用バッテリーパック互換品を分解

液漏れ部分

液漏れ部分はチョットヤバそうな雰囲気です。それにしても半田付けが如何にも手作業って感じの付け方ですね。セル同士のスポット溶接とはギャップを感じます。

makita|マキタ電動工具用バッテリーパック互換品を分解

液漏れの状態を確認

恐る恐る金属の板を剥いでみました。う~ん、これは・・・ダメですね。このセルは完全に逝ってます。

makita|マキタ電動工具用バッテリーパック互換品を分解

不良部分周辺

セルを取り外すために基盤などもめくってみました。基盤の裏やプラスチック部分、隣のセルにまで液漏れの痕が付いています。これって結構危険だったんじゃぁ・・・。 今回は替えのセルもないし、基盤や隣のセルなど液漏れのダメージも心配なので分解してセルだけ保管しようと思います。次何かあったら使えるかもしれないので。

makita|マキタ電動工具用バッテリーパック互換品を分解

ショート痕

作業は安全第一

分解中に金属の板をドライバーでこじってると、セル表面の絶縁が破損してドライバーと接触、火花が散りました。あぶねぇー。過放電で使用できないと思い込んで分解し始めたので、分解前にセルの電圧とか調べて無かった。ちゃんと調べて安全を確認してから作業しないといけませんね。反省です。でも、液漏れ以外のセルは活きているのが分かりました。今回は破損した絶縁部分に養生して保管しておきます。

値段には理由があるってこと

マキタ純正品は高価ですが、やっぱりそれだけの品質、信頼性、耐久性など優れていると実感しました。私が外れを引いただけかもしれませんが、安物買いの銭失いにならないようによく考えて購入したいですね。もちろん、安全性が一番重要ですけどね。 ※リチウムイオン電池は取り扱いを間違えるととても危険です。 ※修理・分解などご自分で良く調べ、ご自身の判断で行ってください。

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