日頃あまり気にしない家の裏口の壁面。日々、徐々に汚れが蓄積していき、気づいたときには薄汚れてしまって家も古びて見えてしまいます。普段は気にしない分、気づいてしまうと凄くガッカリというか悲しくなってしましますね。
そこで連休を利用して気になる外壁を綺麗にすることにしました。今回はまだ外壁が新しいこと、材質がサイディングであるこということで高圧洗浄機や薬品を使っての清掃は見送ることにしました。どうしても汚れがとれないで気になるようならまた考えようという作戦です。
外壁清掃に使った道具
今回の外壁清掃で使用した道具です。まぁ、普通の道具ばかりですが、一応散水用のホース、長靴、ブラシです。
柄が伸びます
ホースも接続可能
柔らかめのブラシ
ブラシはホームセンターに合ったブラシの中で一番柔らかいものにしました。デッキブラシなど毛足が短い物や毛が硬い物はサイディングのコーティングを剥いでしまう恐れがあるばかりではなく、サイディングの弱った部分を破損させる恐れがあるため避けた方が良いでしょう。高圧洗浄機も同じような理由で避けました。
このブラシを選んだ理由は毛足が長く柔らかいだけじゃないんです。実は柄の黒い部分を回すとロックが外れて柄が倍の長さまで伸びるんです。だいたい2m位になります。そして柄の先端がホースを装着できるようになっていて水を流しながら掃除ができる便利なブラシ。柄の内部は錆の防止加工もされていて安心して長く使えそうです。
少し残念なのは、ホースのジョイント部分がアタッチメント対応ではないところですね。メーカーごとに違いや特許などの関係で使えなかったのかもしれません。頻繁にホースに繋いで使用する場合は短いホースを柄の先端にバンドで固定し、ホースにアタッチメントを付けるなど工夫すると便利に使えます。
外壁清掃前
清掃前のサイディング外壁の状態です。サイディングに埃が付着し、その埃に苔の胞子が飛来して繁殖してしまっているようです。この壁面は日が当たらない方角にあり、なおかつコンクリ打ちしておらず芝が生えています。従って常に湿気のある状態で苔も繁殖しやすい環境になっています。雨が伝う部分や水分が溜まる部分が特に色濃く苔が繁殖しています。
外壁清掃中比較
まず、外壁全体にホースで水を撒き濡らしておきます。水をかけて外壁に付着した埃や苔を柔らかくしておいてから柔らかい毛のブラシで汚れを落としていきます。ブラシは壁面の模様に合わせて動かすと汚れが落ちやすい。今回の壁面なら横方向にブラシを動かして汚れを落としていきました。
洗浄前、広い面積で見ると少し汚れているかなくらいにしか見えませんでしたが、いざ洗浄してみるとこんなにも差が出ました。左が洗浄前、右が洗浄後です。こんなにも汚れていたのかってくらい綺麗になります。今回は苔防止の薬品などは使用していません。
まだ外壁も新しく、苔も深くまで根を張った状態ではなかったので簡単に汚れを落とすことが出来ました。ブラシでこすって汚れを落とし水をかけて汚れを洗い流していくのですが、そのときに流れる水は凄い緑色で苔の臭いがしました。そう、学校のプール掃除をした時に嗅いだあの苔の臭いです。本当に掃除して良かった。
外壁清掃後
洗浄して乾燥した状態のサイディング。サイディング本来の白さに戻り、洗浄前のあのくすんだ壁面が嘘のようです。手を伸ばしてブラシを動かしたり、足場の悪い場所での作業だったりしたので体中が痛くなりましたが、その甲斐はありました。
外壁清掃前
外壁清掃後
汚れて古ぼけて見えていた壁面が元の白さを取り戻し、すっかり明るく見えます。特に広い面積が白くなったことでレフ版効果で周囲も明るく見えます。うん、気持ちいい。
しかし残念なことに洗浄できたのは柄の届く2~3mの高さの範囲だけ。作業は一人で行った上、足場が悪くスペースもないので足場台や脚立が使えませんでした。壁面には大型の窓やベランダも無いため高い場所の洗浄は今回断念、そのうち方法を見つけてリベンジしたいと思います。
DIYで洗浄するなら2人以上で足場台など安定した足場を確保するなど安全には十分気をつけて作業してください。高い場所から洗浄した汚水が落ちてくるため保護メガネや帽子を着用し、汚れていい動きやすい服装で作業してください。 壁面の材質や状態によって作業方法を考慮しないと壁面を破損する場合があるので注意してください。
時間が無い、面倒くさい、準備が大変、安全面が不安などいろいろな理由でDIYはチョット・・・という方は多少お金はかかってしまいますが、専門の業者さんにお願いしましょう。