北九州市民のソウルフード、資さんのうどんを食べに行ってきました。この度、投資ファンドのユニゾン・キャピタルが買収したことで、全国展開されるかもと期待が広がっている中、資さんの美味さを再確認するためでもあります。 注文したのは北九州では定番中の定番、肉ゴボ天うどん(太麺)と牛丼。汁は甘めで麺は柔らかめ。讃岐に代表される硬くコシのある麺ではなく、柔らかめの麺は福岡県下では一般的なのです。柔らかいと言っても伸びているわけでもなく、ドロドロベタベタした感じでもない、実に喉越しの良いプルンとした麺なのです。また、コシが無いわけでもなく、噛み切る直前に歯の先でぷつんと抵抗を感じる歯ごたえがあります。今回は太麺をチョイスしましたが、細麺も選ぶことができます。細麺は冷麦くらいの幅の麺で、太い麺が苦手という方や、あまり多くの麺を口に入れられないという方でも大丈夫。食べ応えのある太麺も良いですがスルスルとすすれる細麺も捨てがたい。
肉は甘辛く煮こまれた牛肉で、この甘辛い牛肉から出るエキスが甘めのツユに溶け込んで美味さ倍増!飯が欲しくなる味わいに。常連さんはかしわおにぎりを一緒に注文される方が多いかな。ちなみに私は山菜じゃんぼいなり派です。 ゴボ天は(ゴボウ天ではなく、ゴボ天なのです)スティック状でしっかりとしたゴボウの歯ごたえを楽しめるタイプ。ツユに浸かっていない部分はサックっと、ツユに浸かっている部分はトロっとした衣の感じと油の甘みを楽しめます。
テーブルにはとろろ昆布、天かす、漬物、唐辛子が置いてあり取り放題になっています。ただし、入れ放題だからと、とろろ昆布を入れ過ぎると塩辛くなるのでご注意を。漬物は注文の料理が来る前や食べ終わったあと、連れが食べ終わるのを待つ間などにポリポリ食べてることが多いかな。( ^^) _旦~~ 天かすは以前、大きなボールにどっさり盛られテーブルにドカンと置かれていました。大きめの天かすはうどんに入れても暫くパリパリでうどんのおかずとしても十分楽しめました。懐かしいな(*´▽`)
甘辛いツユに甘辛く煮こんで牛肉とくればご飯が欲しくなりますよね。今回は牛祭りじゃぁ!ということで牛丼を注文。当然ですが九州人の好きな甘辛く煮こんだ牛と玉ねぎで安定の美味さ。抹茶色のビジュアルに赤い紅ショウガが彩を添えいい仕事しています。見た目だけでなく、甘ったるくなった口の中をスッキリとしてくれて、これまたいい仕事してます。凄いぞ紅ショウガ!牛丼は写真で見ると小さく見えましたが、食べると思った以上に量がありました。
そして資さんといえば、おでんとぼた餅です。おでんは鍋から自分で好きな具を選んで席まで持っていくスタイルで提供されている人気メニュー。いつも誰かが鍋の前で具を選んでいます。今回は牛丼も注文したのでお腹一杯、おでんは次回にしました。その代わりにぼた餅をテイクアウト。おにぎりくらいの大きさのぼた餅で結構お腹にたまります。小倉の屋台ではぼた餅を提供するので北九州市民はぼた餅が大好きなのかもしれませんね。ぼた餅は家に帰ってテレビ見ながらお茶と一緒に頂きました。お茶請けに丁度いい感じの甘さ。一度はテイクアウトしてみてはいかがでしょうか。
店舗の外観は広さに違いはあるものの、どの店舗も似た作りになっています。資の看板が目印ですね。お昼時は特に順番待ちの行列ができますが、店内の待機場所はスペースがあまりなく、待っている人の多くは外か車の中で順番が来るのを待っています。こまめに順番を確認しないと飛ばされるかも。高齢者や足の不自由な方は少し不便かな。