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大分県・宮崎県の旅 ~その2|岡城跡|大分県竹田市
Review
今年最後の連休を使って宮崎再訪のリベンジドライブですが、途中、大分県竹田市を通過中に岡城跡の看板を発見。急遽家族会議で行ってみたいということで岡城跡に寄道することになりました。大分県竹田市と言えば水曜どうでしょうファンなら即座に思い浮かべる、そう!ごとう姫だるま工房がある地域です。ファンとしては聖地巡礼、行ってみたかったのですが今日の目的地、天岩戸神社と高千穂峡への到着時間考えると諦めざるを得ませんでした。とても残念。(それとなく行ってみたいなぁ・・・と探りを入れましたが返答なしでした T_T )
ナビの通りに車を走らせ辿り着いた駐車場は竹田市営ふれあい駐車場でした。受付の方に岡城跡への行き方を尋ねると、岡城跡へはここからだとかなり距離があるとのことでイラストマップをいただき教えていただいた道を進みます。時間があれば城下町を散策したかった。ふれあい駐車場は市営で9時から5時半までが有料100円~と便利。城下町を散策してみたい方はこちらをご利用ください。
しばらく走ると駐車場入り口が見えてきました。駐車場は結構広く、案内所とトイレもあります。案内所で入城料を払ってパンフレットをいただきました。体力に自信のない方は東中仕切跡までの登城バスが運行しています。バスは城跡をぐるっと登っていきます。普段歩いて登らない道なので行きはシャトルバス、帰りはのんびり散策しながら下るのがお勧め。登城バスは時刻と乗車人数に注意してご利用ください。
いよいよ登城バスの終点、東中仕切跡に到着。東中仕切跡の石垣の上に登って眺めると、眼下には深い森と遠くまで連なる山々の壮大な光景が広がります。先ほどまで町中にいて車で数分走ってきたはずなのに思いもよらない景観に「おー!」と驚きの声が自然に漏れます。
東中仕切跡を降り、岡城の城跡解説板で全景を確認。これ見て驚きました。岡城跡ってこんなに広いんですね。山の上のお城なのでこじんまりとしたものだと思っていました。
本丸跡の石垣沿いを歩いて本丸を目指します。
頭上には本丸端の石垣がそそり立ち青空を背景にその形をくっきり浮かび上がらせていました。先端は鋭くとがり反り返っています。石垣の石は熊本城よりも小さな石が積まれています。お城によって個性の出るところですね。
本丸の高い石垣を右手に、遠くまで木々が茂る山々を左手に見ながら紅葉が始まった木々をくぐって歩いていきます。
しばらく歩くと少し開けた場所に出ました。案内板の西中仕切跡、太鼓櫓跡に当たる場所です。お城があった当時と変わらないであろう石垣の姿や道の様子が侍の時代に思いを馳せさせます。ロマンですねぇ。
太鼓櫓跡を抜け二の丸跡へ向かいます。ここに滝廉太郎像があります。二の丸跡からは北西の景色が一望できます。
ここまで写真を見てこられてお気づきでしょうか?じつは岡城跡、石垣の端にも手すりなどが設置されておらず石垣の際まで行けちゃいます。手すりもないお城の石垣でしょ。安全じゃないの?と思うかもしれませんが、そうじゃないんです。落ちたら死んじゃうレベルでメチャ怖いんです。私はビビりなのでこれくらいしか行けませんでした。覗き込むと股の辺りがフワッとします(^_^;)
そして本丸跡に上っていきます。岡城天満神社が建立されています。比較的新しいのかな。
本丸跡は思った以上に広い場所で、のんびりと出来ます。本丸跡からの眺めは素晴らしく遠くまで見渡すことができます。手すりや余計な物がないのでスケール感というか眺めが一般的な観光地の展望とは全く違います。高所が苦手な方は無理かもしれませんね。
写真ではスケール感が伝わらないと思いますが、石垣の端まで行くと石垣は想像以上に高く、眼前には遠くまで見渡せるパノラマが広がり解放感抜群です。
イラストの鳥観図で昔の様子が描かれています。大阪城などのようなお城がドーンという感じではなく、これはもう町ですね。山の上にこれほどの物があったとは驚きます。城下の武家屋敷から登城していたお侍さんたちはさぞ大変だったことでしょうね。
本丸を出て時間も押し迫ってきていたので足早に駐車場まで急ぎます。あちらこちらで鄙びた石垣と色づき始めた紅葉が何とも言えない風景で楽しませてくれます。雰囲気有りますよね。
駐車場から登城するときはこちら側から登ることになります。昔のままの石垣を見ていると今にも侍が歩いてきそうですね。
こんな断崖絶壁の上にあるんですね。なるほどお城をつくるのも頷けます。正に要塞ですね。
私が随分前に訪れたときには石垣も至る所が壊れ、少し寂しい印象でした。そのときはあまり散策する時間もなく、これほど壮大なものだとは思いもしなかったので今回再訪出来て本当にラッキーでした。石垣も今は修復作業されて整備が進んでいるようです。アップできない写真もたくさんあって岡城跡の魅力を十分にお伝えできていませんが、見ごたえのある史跡でお勧めです。
大分県・宮崎県の旅 ~その1
大分県・宮崎県の旅 ~その2
大分県・宮崎県の旅 ~その3
大分県・宮崎県の旅 ~その4