超ガラコで雨の日の視界確保、効果は?|SOFT99
Review
雨が続く季節の前に車のウインドウをメンテナンスすることにしました。ドアミラーには撥水コートを施していて雨粒は付いていないのですが、フロントドアガラスに雨粒が付いてしまいます。フロントドアガラスに雨粒が付いていると、走行中やバック時にドアミラーで後方確認しづらく、危険を感じる場面が多々あります。
いつも通るバイパスの合流などでは法定速度を大幅に超えたスピードで走ってくる車もあり、晴れた日でも相当に危ない。ましてや雨降りなどは視界も路面状態も悪く、後方確認もしづらいので合流するときはかなり神経を使っています。
作業はやっぱりストレスフリーが理想
少しでも雨の日のリスクを減らすためにはガラスの撥水処理は欠かせません。カー用品売り場では形、目的別、耐久性の違いによって多くの種類が販売されています。主なメーカーとしてはガラコ、レインX、クリンビューなどをよく見かけますよね。最近はあまり馴染みのないメーカーからもたくさん出ているようです。
しばらくSMART VIEW ONEの6倍持続タイプを使用していました。SMART VIEW ONEの効果には不満はそれ程ありませんでしたが、独特の丸い形状のボディは作業しづらく作業時のストレスになっていました。そこで小さ目のボディのガラコを購入することにしました。ガラコのシリーズは今までにも色々使ってきましたが、それぞれ効果には満足していたので迷わず決定。
今回はフッ素処理(PAT-P)による強力な皮膜で6倍耐久、1年間の超寿命タイプ、超ガラコを購入しました。ボディもコンパクトなスティックタイプで持ちやすそうです。
ガラスに液体を塗り込むためのフエルト部分の面積はそれなりですが、サッと塗れるリキッドなので、それほど気にしません。よほど広い面積のガラスがはまった車でない限り塗り込みにストレスを感じることはないかな。
必要なら下処理を
ガラス面に汚れ、油分、水滴痕や前回の皮膜の残りなどがある場合は油膜とりなどで下処理をしておくと、きれいに仕上がるだけでなく撥水・持久効果も増します。水洗い後、セーム皮などでしっかりと水分を拭き取ります。
水分を拭き取る作業にはセーム皮をお勧めします。セーム皮の中でも面積が広く、水で濡らすとヌルっとした手触りになるセーム皮が私のお勧め。スエードっぽいセーム皮は皮の毛羽が残りやすい。そして合成繊維やスポンジなどの拭き上げ用グッズもありますが、私の経験上どれも水気が残り、結局ウエスで拭き取ることになります。
撥水処理剤は塗り忘れのないように注意
ガラス面の水気が無くなったらガラコを塗り込んでいきます。ガラス面にガラコを塗り込むときはウインドウを少し下げてバイザーに隠れる部分も忘れないように塗ります。
塗り込む
ガラコ本体はスティック状で作業はしやすい。サイズも小さすぎず、大きすぎずでストレスはないかな。塗り込みはまずガラスの隅4辺を塗り、その内側をムラなく塗っていく感じ。塗るときに適当に塗ったり、円を描くように塗ったり、みなさん色々好きなやり方で塗っていると思います。恐らく塗り方は円を描くように塗っていく方が多いと思いますが、カーメンテナンスの本などを読むと撥水処理剤は雨粒が流れていく方向に合わせて塗る、つまりフロントガラスならば縦方向、ドアガラスならば横方向に塗ると効果的と書いてあったりします。正直、経験では余り違いを感じたことはありません。今ではあまり気にしないようになりました。
撥水処理剤を塗り忘れのないようにムラなくまんべんに塗り終わったら5~10分、乾いて白くなるまで放置します。
拭き上げ
ガラス全体が撥水処理剤が乾いて白くなったら乾いたウエスで拭き上げます。撥水処理剤が固まって拭き取れない場合、一度撥水処理剤を塗ってから拭き取ると綺麗に拭き取れます。
ウエスで綺麗に拭き上げたらコーティングが定着するまで12時間以上濡らさないように注意します。せっかく苦労して塗っても雨で台無しにしたくないですよね。天気予報で天気の確認をしてから作業した方がいいでしょう。
これで雨の季節も安心して運転できるかな。撥水効果に期待です。
使ってみて・・・
今回はフロントガラスには塗布していません。ドアガラスのみ塗布しました。使ってみた感想は、ボディがコンパクトなスティック状で扱いやすかった。液の伸びも良く、乾燥も早いので作業時間もそれ程かかりませんでした。効果は予想していたのは雨粒が走行時の風圧で大きな水滴になって飛んでいくでしたが、実際は小さな雨粒が張り付いています。ウインドウを上げ下げすると雨粒が綺麗に除去されます。チョット予想と違いました。
気になった点は、やはりドアミラー付近、三角窓の塗り込みの際にドアミラーが邪魔で塗りにくい。たまにガラコがミラーに当たってイラっとします。根本的に形状を変えないとこの問題は解決しないでしょうね。ヘッドが稼働するタイプもありますが、お値段も結構するのでコスパは悪いですね。どちらにするか悩ましい所です。