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夢が犯されていく。
医療研究所が開発した、他人の夢を共有できる画期的テクノロジー“DCミニ”が盗まれた。それを機に研究員たちが、次々と何者かに支配されるかのように奇怪な夢を見るようになる。謎の解明に挑む美人セラピスト千葉敦子は、極秘のセラピーを行うため、性格も容易もまったく別人格の“夢探偵パプリカ”に姿を変え、クライアントの夢の中へと入り込む。ところが完全に操られた夢の中で、おぞましい罠がパプリカを待ち受けていた。

 

パプリカ/千葉敦子:林原めぐみ
乾精次郎:江守徹
島寅太郎:堀勝之祐
時田浩作:古谷徹
粉川利美:大塚明夫
小山内守雄:山寺宏一
玖珂:筒井康隆(特別出演)
陣内:今敏(特別出演)

原作:筒井康隆
監督:今敏
企画:丸山正雄(マッドハウス)
脚本:水上清資、今敏
キャラクターデザイン・作画監督:安藤雅司
アニメーション制作:マッドハウス

パプリカ|今敏 原作:筒井康隆

¥0価格

数年前に何度か見た作品ですが、改めて見てみました。

今敏と筒井康隆がタッグを組んだこの作品は今敏監督の特徴とやりたいことが色濃く出ていると思います。キャラクターや背景は大友克洋の影響を色濃く感じます。筒井康隆の奇想天外なストーリー展開は今敏監督の得意とするとこだったのじゃないかと思います。私が衝撃を受けた今敏監督作品のパーフェクトブルーにも共通するサイコ的な表現などからもそう思いました。夢の世界のパレードのシーンはロボットカーニバルや押井守監督のイノセンスを思い起こさせます。黒沢監督や映画のタイトルなど、今敏監督のお遊び的なカットもあり、やりたいことをやってみた作品なのかもしれません。

このようなことから色々な影響を受け、また影響を与えた監督だったんだと思います。声優陣も豪華なキャスティングでキャラクターと共に物語にのめり込んでいけます。まさに今敏ワールド。作品世界に没頭してみたいならお勧めの作品です。

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