ZHIYUN WEEBILL 3 が販売開始ってさ
Review
実は3ヶ月前に購入していたZHIYUN WEEBKLL 2ですが、本格的に使用しないまま早くも海外ではニューモデルのWEEBILL 3 が発売され多くのレビュワーが動画をアップしています。日本の公式サイトには6月23日頃からラインナップされ、オンライン限定販売が開始されたようです。
WEEBILLシリーズのユーザーとしては凄く気になります。そこで公式サイトやレビュワーの動画などを参考にいろいろ考察、WEEBILL 2と比較してみました。
私は映像クリエイターやフォトグラファーではない、ずぶの素人ビギナーです。感想などは、あくまで個人的に感じたこととしてご了承下さい。それでは行ってみましょう。
好評だったWEEBILL S の後継機として登場したWEEBILL 2 はWEEBILL S のコンセプトを継承しつつ、ユーザーの要望を取り入れたモデルです。
combo以上には専用の追加グリップと専用バッグが用意され使い勝手と携帯性が向上しました。モーターも強化され、最大搭載重量ペイロードが4kgとなり装着できるレンズの幅も広がりました。
バッテリーはリチウムイオンから内臓バッテリーに変更され2600mAhとなり、最長で約9時間連続使用が可能になりました。USB-Cで外部バッテリーから電源供給しながらの撮影も可能となり、バッテリー切れの心配もなくなりました。
そして最大の特徴は2.88インチのタッチスクリーンが搭載され、各パラメーター調整などを行うこともできます。
大きく進化したWEEBILL 2 ですが、多くのレビュワーがここが残念と指摘している所もあります。まず、サイズと重量。WEEBILL S よりも一回り大きくなり、重量も公式サイトによると926gのWEEBILL S に対してWEEBILL 2 は約1470gとかなりの重量増となっています。
ただし、サイトにより表示がバラバラなうえ計測状況が分からないので、あくまで参考程度に見ておいた方が良いでしょう。
WEEBILL 2 にグリップや三脚、プレートを装着して手元の計りで計測してみると1983gありました。更に撮影時にはカメラとレンズの重量が加わるので、かなりの重量になります。
WEEBILL S で好評だったクイックリリースが廃止され、カメラを外すたびにバランスを取り直す必要があります。ほとんどの方が社外品のアタッチメントで対応しているようです。コールドシューも少なく、拡張性に物足りなさを感じます。
操作性への配慮が少し足りないと感じるかなぁ。コントロールホイールはグリップを握ったままでは操作できないし、録画ボタンやモード切替スイッチは撮影中、指が届きにくいですね。
グリップなど全体的にゴツイ作りなので、手の小さい方や筋力に自信のない方は使いにくいと感じるかもしれません。ジョイスティックの位置も角度が付いているので、指の感覚とは違った動きになることがあり、慣れが必要です。
最後に意外にもレビュワーのほとんどが使わないと言っているタッチパネル。バッテリーの消費が増えるうえ、操作のたびにタッチパネルを開くのが面倒といった意見ですね。
では新型のWEEBILL 3 を見てみましょう。全体的にコンパクトになってスッキリとした印象です。重量も約1100gとかなり減量されたようです。スイングアームは細くなった印象で、ここでも減量の努力が見られます。
公式サイトには最大搭載重量が記載されていないので正確なペイロードは分かりませんが、レビュワーの動画を見る限りWEEBILL 2 より更に強化されている感じがします。
バッテリーは2600mAhで最長21時間の使用が可能になっています。使用時間は9時間から21時間に伸びているのにバッテリー容量はWEEBILL 2 もWEEBILL 3 も同じなんですね。
トピックはグリップ根元に装着するリストレストと伸縮スリンググリップ。ジンバルを傾けて持つときに腕にかかる重量を手首に分散させることで負担を40%軽減、撮影が楽になる装備で、装着時は三脚無しでも自立が可能になります。
伸縮スリンググリップは脱着式で、ローアングルの撮影時など必要に応じて取付けます。使用しないときに取り外しておけば邪魔にならず、軽量化もできますね。伸縮式で、長さや角度を変えることで重心点を最適化でき、撮影時に腕にかかる負担を軽減できます。
開閉式大型タッチパネルは廃止され、液晶は小型化されました。側面についていたコントロールホイールはトリガー下のグリップ根元に変更され使い勝手が向上しています。
また、最近のジンバルの主流となってきている内蔵型ライトとマイクも装備されました。
ユーザーの要望を大幅に取り入れ、更なる進化を遂げたWEEBILL 3 ですが、WEEBILL 2 ユーザーの私が感じた羨ましいポイントと、そうでもないポイントというのもあります。
まず軽量化とリストレストは撮影時のストレスも軽減されるので羨ましいです。トリガー下のコントロールホイールは操作しやすそうで羨ましい。逆に羨ましいと思うのはそれくらいですね。
このクラスの機材を扱うユーザーには内臓マイクの音質は満足できないと思います。外付けのマイクを利用しますね。ライトも自撮り程度なら何とか使えそうですが、使えるシチュエーションは限定されると思います。本格的な撮影にはやはり外付けのライトを使うと思います。
つぎに使用時間が21時間になりましたが、そもそも21時間も連続使用しないですし、外部バッテリーを繋げば良いので私は9時間で十分ですね。モニターはどちらでも良いといった感じ。クイックシューはサードパーティー製品の物を装着しているのでまぁどちらでも良いですかね。
WEEBILL 3 は公式でもWEEBIL S の後継機と言っている通りWEEBILL S のコンセプトを引き継いだ正当な後継機なんだろうと思います。WEEBILL 2 はいろいろと凝り過ぎたためにWEEBILL S の軽量コンパクト&パワフルという評価されたポイントから少し外れたモデルになってしまったのかなと思います。WEEBILL 3 は原点回帰、キープコンセプトのモデルなのかもしれないですね。
すぐにレビュー動画などが沢山アップされると思うので、そちらも注目したいと思います。それにしてもモデルチェンジのサイクルが早すぎて、ユーザーとしては購入、買い替え時が悩ましい所です。