あの衝撃から30年。全世界が絶叫した、史上最も恐ろしいSF映画の“3日前"が明らかになる。
ハワード・ホークス製作の「遊星よりの物体X」(51年)、巨匠ジョン・カーペンター監督の「遊星からの物体X」(82年)と2度にわたり映画化された短編小説が、30年の時を経て82年版の前日談として誕生。
どこまでも雪と氷が広がる南極大陸。
考古生物学者ケイトは、氷の中で発見された、太古の昔に死んだと思われる生命体の調査のため、ノルウェー観測隊の基地へと降り立った。
しかし、“それ"は、まだ生きていた。調査の中、ケイトたちが解き放った物体は、狙いをつけた生物の体内に侵入、細胞を同化して、その生物になりすまし、自らの生存のため人間同士を争わせようとする宇宙からの生命体だったのだ。
そしてケイトと12人の観測隊員たちは、氷に閉じ込められた南極基地の中で、突如人間から変形して襲いかかる“それ"の恐怖と、誰が“それ"に乗っ取られているのかすら分からない疑心悪鬼に巻き込まれていく…。
【キャスト】
ケイト・ロイド:メアリー・エリザベス・ウィンステッド
カーター:ジョエル・エドガートン
サンダー博士:ウルリク・トムセン
ジェイムソン:アドヴェール・アキノエ=アグバエ
アダム・フィンチ:エリック・クリスチャン・オルセン
【スタッフ】
監督:マティス・ヴァン・ヘイニンゲンJr.
脚本:エリック・ハイセラー
原作:ジョン・W・キャンベルJr. 「影が行く」
製作:マーク・エイブラハム/エリック・ニューマン
製作総指揮:J・マイルズ・デイル
撮影:ミシェル・アブラモヴィッチ
編集:ジュリアン・クラーク/ピーター・ボイル
音楽:マルコ・ベルトラミ
特殊メイク&クリーチャーデザイン:アレック・ギリス、トム・ウッドラフJr.
遊星からの物体X ファーストコンタクト|マティス・ヴァン・ヘイニンゲンJr.
Review
作業の合間にチラ見しようと思って視聴ボタン押してみました。
子供の頃見て怖くてたまらなかった思い出のある『遊星よりの物体X』、ホラーばかり仲間と見ていた頃、映画史に残るクリーチャーを大笑いして見ていた『遊星からの物体X』。このファーストコンタクトはその前日譚となる作品です。
サラッと見たのですが、内容的には『遊星からの物体X』とあまり変わらない気がします。ビクッとポイントや絶叫ポイント、イライラポイントはセオリー通りの作りで新鮮味はありません。クリーチャーもクオリティは上がったものの、前作を凌ぐほどではないです。比べるのは酷ですかね。
疑問点は、あんな宇宙船に乗ってきた割には知性は無いし知能が低い?凶暴なだけの生命体がどうやって乗り物なんかを作ったんだろ・・・。血液採取して火を近づけると細胞は逃げるんじゃなかったっけ?など色々出てきますが、それを言ってはいけない暗黙のルールですね。
以前の作品を知らずに初見で見るには普通に楽しめる作品ではないでしょうか。